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パンズ・ラビリンス 通常版

パンズ・ラビリンス 通常版

イバナ・バケロ セルジ・ロペス マリベル・ベルドゥ ダグ・ジョーンズ

パンズ・ラビリンス 通常版

定価: ¥ 3,990

販売価格: ¥ 3,152

人気ランキング: 842位

おすすめ度:

発売日: 2008-03-26

発売元: アミューズソフトエンタテインメント

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


子どもが主人公のファンタジー映画となると、ある程度、パターン化されてしまうが、この『パンズ・ラビリンス』は違う! 少女が目にする幻想かと思われる世界と、1944年、内戦下のスペインという状況が見事にミックスされ、摩訶不思議でありながらリアルで切実なストーリーが完成されたのだ。異才ギレルモ・デル・トロ監督によるオリジナル脚本。独裁者フランコに心酔する大尉と母が再婚することになり、オフェリアは大尉の駐屯地である山奥へやって来る。途中の山道で奇妙な昆虫と出会ったことをきっかけに、彼女は現実とは思えない体験をすることになる。
 手のひらに目玉がある怪人、うごめく根菜のような生きもの、巨大カエルが吐き出す粘着系の物質など、他のどんな映画でもお目にかかれないビジュアルは、デル・トロの真骨頂。CGも使われているが、あくまでもアナログ感が重視され、クリーチャーによっては特殊メイクや着ぐるみが効果的になっている。ファンタジーにおける「リアル」は、じつは少し歪んで頼りないものであることを、デル・トロは証明しているようだ。少女の目線から見た世界がどこまで現実なのかは観客に委ねられるが、大尉らにまつわる残虐描写は生々しいほどに現実的。キャストの演技もすばらしく、オフェリア役、イバナ・バケロのナチュラルで瑞々しい表情には驚嘆するしかない。(斉藤博昭)


見終わった後、いろいろ考えさせられる映画
撮影賞・美術賞・メイクアップ賞の3つのアカデミー賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞したことで、

非常に注目を集めていたダークファンタジー映画「パンズ・ラビリンス」。

映画館の予告編ですご?く気になっていたけど、結局劇場では観られなかったので、先日、DVDで観てビックリ!



主人公の少女オフェリアが過酷な現実の世界と空想?の世界を行ったり来たりするのだが、どちらの世界も暗黒で苦悩の物語が続く。

2つの世界が交差してストーリーが展開し、最後の結末は現実の悲しさから後味は良くなかった。

しかし、この映画は後からいろいろ考えさせられる。

少女が過酷な現実の世界から逃げ出せることができる唯一のおとぎの世界。

母がオフェリアに言った「世の中は残酷、人生はおとぎ話じゃないのよ!」という言葉も印象的だったが、

おとぎ話の世界での過酷な3つの試練は、自分が変えることができる希望の未来がそこにあることの象徴だったのだろうか。



オフェリア役のイバナもとっても良かった。

音楽も叙情的なせつない雰囲気が漂っていてすごく耳に残る。

手の平に目を持つ怪物ペイルマンは、小さい子供が観ると一生トラウマになりそう。

観終わった後、いつまでも頭の中から離れないような、今までにない不思議な映画であった。

これぞファンタジー
大人のダークファンタジーで、ハリウッドのファンタジー映画が全て甘く思えました。私は、第3の試練後に少女が見る世界(地下の王国)は死者の国で、自らの命を犠牲にしなければ行けない場所なのかな、と感じたのですが。夢オチだと思いたくないので。最後に、枯れていた木に花が咲いていましたし、戦争の現実だけでなく、あの世界もまた現実なのだと思いたいです。ラストは泣きました。

個人的には普通すぎる
芸術的なファンタジーを期待してはいけない。好きかと問われれば個人的には微妙な作品。幻想世界の住人の描写もイマジネーションがあまり感じられない。商品説明を読んで思うからか、ひょっとしたら敢えてそういう押さえ気味にしているのかもしれない。しかしよく纏まっているし完成度は高いと思います。後は好みの問題でしょうか。共産主義とファシズムの対立のいまだ残り火の消えない地が舞台であり、共産思想側から見た作品である事は間違い無い。本作もオーソドックスな「大人に成れば失われる世界」を描く種類の作品であるし、大人の現実世界と子供の夢の世界の対比という形で描かれファンタジーを前面に押し出した作品では無い。しかし「となりのトトロ」の様に無垢な子供しか持ち得ない世界を郷愁と優しさで表現した作品では無く、本作は現実世界のやるせなさを強調する少女の現実逃避としてファンタジー部分が描かれる。しかし大人であれば逃避だが思想などあずかり知らぬ子供が現実逃避して何が悪い。成長してから現実に向かい合う時期が訪れるのを待つのを許されず、その前に立たされた少女の早すぎた現実が哀しく、やるせない終焉を迎える。本作の狭い舞台では共産側の勝利で終わる。自らの無垢な欲望を押さえ愛する他者の命を守ろうとした少女の魂は肉体はこの世から去ろうとも、例え幻想であろうが安寧の地を与えられる。人間社会の永遠のテーマである社会の構造の争いは置いておいても、子供が争いに巻き込まれる社会は悲しい世界であると言っていると思われる最後は観る者の多くの心を打つ事は間違い無いのじゃないでしょうか。しかし、涙で終わるラストは「火垂るの墓」の様などう仕様も無い現実、人間世界の愚かさへの責任の押し付けと作者自身の後悔が痛切に胸に響く作品の様に単純に対立する勢力への責任の押し付けだけでは無い、監督自身もそこまで考えてはいないかも知れないが、自分たちも含む社会自体をも責める無意識的な懺悔の気持ちも響いてくる気がしますね。

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